ゴシック建築の復興を目指した建築様式で、協会のデザインを取り入れた外観デザインが特徴です
ゴシック/リバイバル建築とは、18世紀後半から19世紀にかけて興ったゴシック建築の復興を目指した建築です。ネオ・ゴシック建築とも呼ばれ、18世紀後半にはフランス、ドイツ、イタリア、ロシア、アメリカに広がりました。キリスト教が理想とする家庭像を実現するために、神が訪れる教会のデザインを住宅に取り入れた点が特徴です。
ゴシック/リバイバル様式について
ゴシック/リバイバル様式は、ピクチャレスク様式のコテージや、キャッスルの外観が特徴です。急勾配の屋根が十字形に交叉し、装飾的な縦板張りやゴシック・アーチ、窓のフードとともに縦のデザインを強調。軒や切妻飾り、棟飾りのほか、手摺りに肌目細やかなゴシック・ デザインを取り入れています。窓は小さなガラスを鉛でつないだ観音開きのケースメント・ ウィンドウが基本ですが、背面1階部分にはベイ・ ウィンドウを採用。2階部分はバルコニーとなっています。
資料:アメリカン・ハウス・スタイル/発行:住宅生産性研究会/筆者:JHON MILLNES BAKER,A.IA/訳者:戸谷英世