Prevention
耐火性に優れた木の性質とファイアーストップ材などにより燃え広がりを防ぎます一般的に木は火に弱いと思われていますが、厚みのある木は鉄よりも高い耐火性が実証されています。さらにツーバイフォー工法ではファイアーストップ材や石膏ボードにより、家の中に火が燃え広がることを抑えます。
木は火に弱いというのが定説ですが、意外にも鉄よりも火に強い素材です。確かに普通の木は燃えやすい性質を持っていますが、一定の太さと厚さがある木の構造材は着火しても、表面だけが炭化して内部へ火が進行せず強度も低下しません。一方、鉄骨は550℃を超えると変形し、強度が急激に低下し崩れることがあります。
700~950℃にまで達するといわれる火災現場や火災実験のデータでは、ツーバイフォーの構造部材は加熱後5分経過してもほとんど変形しませんが、鉄骨部材は変形が始まることが実証されています。
ツーバイフォー工法ではすべての天井や壁の内側全面に、厚さ12.5mm以上の石膏ボードが取り付けられています。この石膏ボードは着火により表面は炭化しますが、内部に含まれた約21%の水分が蒸発して約20分間、水蒸気を放出するという特性を持っています。これにより天井裏や壁の内部温度が上昇しにくく、構造材の発火を大きく遅らせる働きがあります。
また、床や壁に埋め込まれる断熱材も、火災時の熱が構造材に伝わりにくくする作用があり、石膏ボードとともに木材への発火を遅らせます。
在来木造や鉄骨造などの軸組み構造は、壁の接合部や内側、天井裏を伝わって燃え広がってしまいます。一方、ツーバイフォー工法は火の通り道になる壁の接合部にファイアーストップ材を加えて空気の流れを遮断し、上の階に燃え広がることを防ぎます。また、床や壁は根太、いわば防火区域が枠組材などで一定間隔区切られた構造のため、火の進行をさらに抑えます。
万一、石膏ボードの内部まで燃えても、壁の中を伝わって燃え広がることを防ぐので、初期消火で消し止め火災の被害を最小限に抑えることができます。
ユニバーシスは、耐久性と快適性に優れたツーバイフォー工法と高気密高断熱仕様、全館空調システム等より、末長く安心・快適に暮らし続けられる住まいをご提供いたします。