クイーン・アン様式

イギリスのアン女王の時代に生まれた様式をもとに外観にさまざまな装飾を施したデザインが特徴です

アーリー/サザン/コロニアル様式

クイーン・アン様式とは、18世紀前期のアン女王の時代にイギリスで生まれた様式を起源としています。イギリスのクイーン・アン様式は、比較的地味で伝統的な様式に忠実なデザインでしたが、アメリカではイギリス様式を踏襲しながらも、華麗なデザインや装飾を誇大に強調することによって、伝統様式が分かりやすく表現され、多くの人に受け入れられるようになりました。

■ 【クイーン・アン様式について】

クイーン・アン様式は、全体的に家の形や外観が不規則なデザインになっています。屋根伏図は教会建築の屋根のように十字を切り、寄棟屋根の手棟に8角形の塔棟やガゼボ(あずまや)と、玄関ポーチ、連続したベランダが配置されています。また、化粧方杖や軒飾り、ベイ・ウィンドウ(台形に張り出した出窓)が多用されています。また、上下に開放できるダブルハング・ウィンドウが中心で、外壁には下見坂やシングル材が利用され、窓周囲に額縁が廻されています。

資料:アメリカン・ハウス・スタイル/発行:住宅生産性研究会/筆者:JHON MILLNES BAKER,A.IA/訳者:戸谷英世