ゴシック/リバイバル様式は、教会の垂直線を
住まいの輪郭へ持ち込んだ様式。
ゴシック建築の復興をめざした様式。教会のデザインを取り入れた外観が特徴です。
様式の典型。急勾配の屋根が十字に交叉し、縦の線が強調される
このデザインについて
ゴシック/リバイバル建築とは、18世紀後半から19世紀にかけて興ったゴシック建築の復興を目指した建築です。ネオ・ゴシック建築とも呼ばれ、18世紀後半にはフランス、ドイツ、イタリア、ロシア、アメリカに広がりました。キリスト教が理想とする家庭像を実現するために、神が訪れる教会のデザインを住宅に取り入れた点が特徴です。
ゴシック/リバイバル様式は、ピクチャレスク様式のコテージや、キャッスルの外観が特徴です。急勾配の屋根が十字形に交叉し、装飾的な縦板張りやゴシック・アーチ、窓のフードとともに縦のデザインを強調。軒や切妻飾り、棟飾りのほか、手摺りに肌目細やかなゴシック・デザインを取り入れています。窓は小さなガラスを鉛でつないだ観音開きのケースメント・ウィンドウが基本ですが、背面1階部分にはベイ・ウィンドウを採用。2階部分はバルコニーとなっています。
資料:アメリカン・ハウス・スタイル/発行:住宅生産性研究会/筆者:JOHN MILLNES BAKER, A.I.A/訳者:戸谷英世
ゴシック/リバイバル様式のディテール
外観の印象は、決まったいくつかのエレメントの組み合わせでできています。
十字に交叉する急勾配屋根
急勾配の屋根が十字形に交叉します。コテージやキャッスルを思わせるピクチャレスクな輪郭が、この様式の出発点です。
ゴシック・アーチ
先端が鋭く尖ったゴシック・アーチを開口部に用います。窓の上のフードとあわせて、外観に垂直の線を通します。
装飾的な縦板張り
外壁には装飾的な縦板張りを用います。板の継ぎ目が細かい縦線となって並び、建物を実際よりも高く見せます。
切妻飾りと棟飾り
軒・切妻飾り・棟飾り、さらに手摺りにまで、肌目細やかなゴシック・デザインを施します。輪郭の縁取りが外観の印象を決めます。
ケースメント窓とベイ・ウィンドウ
窓は小さなガラスを鉛でつないだ観音開きのケースメント・ウィンドウが基本。背面1階にはベイ・ウィンドウを、2階にはバルコニーを設けます。
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