ネオクラシカル様式は、装飾を抑え、
対称の美しさで見せる古典。
ファサードに伝統的なローマ建築を取り入れた様式。装飾を抑え、端正な美しさを追求します。
様式の典型。対称形の正面に、柱頭飾りのある柱と2階建てのポーチコが立つ
このデザインについて
ネオクラシカル様式は、ローマ、ギリシャ時代の建物の一部を取り入れた様式です。ゴシック様式と比べると外部装飾が小さく、シンプルな中に美を追求しています。ファサードデザインの中心に、ローマ建築でよく見られる伝統的な柱を採用。グリーク/リバイバル様式と共通性がありますが、建物全体の対称形にこだわり全体的にギリシャ様式を取り入れているところに特徴があります。
ネオクラシカル様式は、正面は対称形で中央部に柱頭飾りのある柱と、2階建のポーチコ、バルコニーが配置されています。窓は上下開閉のダブルハング・ウィンドウを左右対称に配置。屋根は寄棟造りで、建築内部に煙突が設けられています。建築の側面および背面1階部分にベイ・ウィンドウを採り入れ、2階部分はバルコニーになっています。
資料:アメリカン・ハウス・スタイル/発行:住宅生産性研究会/筆者:JOHN MILLNES BAKER, A.I.A/訳者:戸谷英世
ネオクラシカル様式のディテール
外観の印象は、決まったいくつかのエレメントの組み合わせでできています。
建物全体の対称形
正面だけでなく建物全体の対称形にこだわるのが、グリーク/リバイバル様式との違いです。どこから見ても軸が通っていることが、この様式の美しさの根拠になります。
柱頭飾りのある柱
ファサードの中心に、ローマ建築で用いられた伝統的な柱を据えます。装飾そのものは控えめで、柱の比例が外観の印象を決めます。
2階建てのポーチコ
中央の柱が支えるポーチコは2階建てで、上部がバルコニーになります。正面の中央だけが深く彫り込まれた構成です。
寄棟屋根と内部の煙突
屋根は寄棟造り。煙突は外に張り出さず建築の内部に納めるため、屋根の輪郭が乱れません。
側面・背面のベイ・ウィンドウ
側面および背面の1階にベイ・ウィンドウを採り入れ、その2階部分はバルコニーとします。正面の端正さを保ったまま、側面で開放感をつくります。
関連デザイン
VIEW ALLこのデザインが好きな方には、こちらもおすすめです。