チューダー様式は、木の骨組みをあらわしにした外観と、
チューダー・アーチのある佇まい。
15世紀末から17世紀のイギリスで広まった様式。チューダー・アーチと呼ばれる平たいアーチが特徴です。
様式の典型。木の骨組みを外に見せ、あいだを石やレンガで埋める
ユニバーシスの施工例。日本の敷地では塗り壁で面をつくり、妻壁とアーチに様式の骨格を残す
このデザインについて
チューダー様式とは、イギリスで15世紀末から17世紀初頭にかけて普及した建築様式です。柱、梁、筋交いなどの骨組を外部に露出したデザインが特徴です。木造骨組みの間を石やレンガで埋めたハーフティンバー様式の木造住宅建築なども、この様式に含まれます。チューダー・アーチと呼ばれる尖頭の平たいアーチが特徴です。
チューダー様式は、パラペットの付いた妻壁や、石造の窓中柱(マリオン)と欄間(トランザム)で細部がつくられています。また、大きな鉛枠でガラス板をつないだ窓、チューダー・アーチが特徴となっています。窓は複数あり、滑り出しかダブルハング・ウィンドウが一般的です。煙突には細かい細工が施され、正面の目立つ位置に据え付けられています。
資料:アメリカン・ハウス・スタイル/発行:住宅生産性研究会/筆者:JOHN MILLNES BAKER, A.I.A/訳者:戸谷英世
チューダー様式のディテール
外観の印象は、決まったいくつかのエレメントの組み合わせでできています。
露出した木骨組
柱・梁・筋交いを外壁の面に見せ、そのあいだを石やレンガ、塗り壁で埋める構成。濃い骨組みと明るい壁面のコントラストが、この様式のもっとも分かりやすい目印です。
チューダー・アーチ
先端が尖りながら、全体は平たくつぶれた独特のアーチ。玄関まわりや開口部に用いられ、この様式の名前の由来にもなっています。
マリオンとトランザム
窓を縦に分ける石造の中柱(マリオン)と、横に渡す欄間(トランザム)。開口部を格子状に分割し、外壁に端正なリズムを生みます。
鉛枠の窓
大きな鉛の枠で小さなガラス板をつないだ窓。滑り出し窓やダブルハング・ウィンドウが一般的で、複数の窓を並べて配置します。
装飾煙突
細かい細工を施した煙突を、正面の目立つ位置に据えます。設備ではなく外観をつくる意匠として扱われているのが、この様式の特徴です。
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