アーリー/ニューイングランド/コロニアル様式は、
箱型の輪郭と中央の煙突でできています。
アメリカでもっとも標準的なコロニアル。箱型の外観と、急勾配の切妻屋根が特徴です。
様式の典型。箱型の外観に急勾配の切妻屋根が載り、棟中央に煙突が立つ
このデザインについて
アーリー/ニューイングランド/コロニアル様式は、アメリカへ渡ったイギリス人が本国の建築様式をもとに発展させたデザインです。17世紀から18世紀にかけてアメリカ全土に広がり、アメリカのコロニアル様式では最もスタンダードなスタイルとなりました。イギリスでは茅葺きだった屋根は厳しい冬に対応できるシングル材(鋸で製材された板)に置き換えられるなど、アメリカ独自のニューイングランド様式として発展しました。
アーリー/ニューイングランド/コロニアル様式は、箱型の外観が特徴です。急勾配の切妻屋根で棟中央部に煙突があり、庇の出はほとんどありません。玄関扉は縦板張りになっています。ジェティ(2階床張り出し)があり、下見板(外壁の板)またはシングル張り。小さなガラスを鉛でつないだガラス板を用いたケースメント・ウィンドウも特徴です。室内はオープンプランニング設計で、各部屋の奥行きが深く開放感を感じる設計になっています。
資料:アメリカン・ハウス・スタイル/発行:住宅生産性研究会/筆者:JOHN MILLNES BAKER, A.I.A/訳者:戸谷英世
アーリー/ニューイングランド/コロニアル様式のディテール
外観の印象は、決まったいくつかのエレメントの組み合わせでできています。
箱型の外観
凹凸のない箱型の輪郭。厳しい冬の気候に対して、外皮の面積を減らす合理的なかたちでもあります。
棟中央の煙突
急勾配の切妻屋根の、棟の中央に煙突を立てます。庇の出はほとんどなく、屋根と壁が鋭い線で切り替わります。
ジェティ(2階床の張り出し)
2階の床が1階より外へ張り出す「ジェティ」。イギリス本国から持ち込まれた納まりで、壁面に一段の影をつくります。
下見板とシングル張り
外壁は下見板、またはシングル張り。イギリスでは茅葺きだった屋根も、冬に耐えるシングル材(鋸で製材された板)へ置き換えられました。
ケースメント・ウィンドウ
小さなガラスを鉛でつないだガラス板を用いた観音開きの窓。玄関扉は縦板張りで、室内はオープンプランニング設計です。
関連デザイン
VIEW ALLこのデザインが好きな方には、こちらもおすすめです。