これから土地を購入される方へ
毎日たくさんの方から資料のご請求を頂戴しておりますが、感覚的に半数以上の方がこれから土地をご購入されて住宅の建築を考えられているようです。
資料のご請求を下さった方にお電話でもアドバイスをさせて頂いているのですが、土地をこれから購入される方にご注意頂きたい点があります。
住宅を建てる為に土地を購入される、というケースがほとんどだと思いますが、結論から申し上げると、
『気に入った土地が見つかってもすぐには契約しない』
ようにして頂きたいのです。
理由としては、
1.思った以上に土地の造成費用等がかかってしまう可能性がある
2.思った以上に建物の金額がかさんでしまう
3.土地契約は「売買契約」という契約形態になる為、手付金等を支払った後で、トータルの予算が成り立たない等の自己都合による解約をしても手付金等すでに支払ったお金は返ってこない。
という点が大きいところです。
実際、すでに土地をご購入された状態でお問い合わせを頂戴するケースも多々あるのですが、土地・建物のトータル金額をご提示すると、想定されている資金計画を大幅にオーバーしてしまう事も多いのです。
1.については、例えば高低差のある土地の擁壁工事などは場合によっては数百万円かかることもありますし、給水の宅地内引き込みがあるかないかだけでも5、60万円〜100万円ほどかかるケースもあります。
また、これは造成費用ではないですが、防火地域、準防火地域等では延焼の恐れのある窓を防火性能を持ったサッシにしないといけない等、費用が通常よりもかかってきます。
2.については、建物にかかる費用すべてをある程度正確に把握をする必要がある、という事です。
低価格を売りにしている住宅会社等は、「坪単価20万円台〜」などの謳い文句で広告を打ち出していますが、最終的には坪単価50万円以上になった、など実際よく耳にします。
要は、坪単価20万円で40坪の住宅は800万円では建たない、という事です。
坪単価というコトバ自体、曖昧なものだというのは過去にこのブログでも記載しましたが、いわゆる坪単価というのは通常あくまで「建物本体工事費」のみをあらわす数字で、これ以外にも工事費として
・屋外設備工事費(屋外給排水工事、屋外電気工事、屋外ガス工事等)
・外構工事費
・空調工事費
・地盤改良工事費
・照明工事(照明器具)
・カーテン工事
などが最低限必要となり、その他諸費用として
・設計料
・確認申請料
・その他申請料(宅造、構造計算、長期優良住宅、住宅エコポイント等々)
・契約印紙代
・登記費用(表示登記、保存登記、融資を組む場合は抵当権設定登記)
・融資諸費用(申込手数料、保証料等々)
・上水、下水利用加入金
などが必要となります。
3.については、上記に記載したとおりなのですが、ローン特約(融資が下りなかったら手付金は返金した上で契約を白紙に戻すという、買主側を保護する特約)以外の自己都合による解約の場合、支払ったお金は通常返ってきません。
住宅を建てる為に土地を購入されるわけですから、これらをある程度把握し、理解した上で、土地・建物で資金計画が成り立つかを見極め土地を契約するようにしましょう。
通常、気に入った土地が見つかった段階で、不動産屋さんに「建物のプランを落とし込んで見積を取りたいので」とお伝え頂ければ(あくまで全体の計画が成り立てば土地を購入するという前提で)、2〜3週間は「商談中」のような形で他の人への売りをストップしてくれます。
その間に、いいなと思うビルダーにプラン作成依頼をして希望のプランを落とし込み、全体の資金計画を組んでもらうようにしましょう。
そうすれば安心して土地購入・住宅の建築計画を進められると思います。
ご参考にしてください。





